米電気自動車(EV)大手テスラの1-3月期(第1四半期)の納車台数は増加したが、市場予想を下回った。世界的なサプライチェーンの混乱や、新型コロナウイルスの感染拡大で中国・上海の工場が一時閉鎖したことが背景にある。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は2日、「サプライチェーンの中断や中国のゼロコロナ政策で、とりわけ厳しい四半期だった」とツイッターに投稿した。また、テスラの従業員と主要サプライヤーが「窮地を救った」とした。同社の2日の発表によると、1-3月期の世界での納車台数は31万台で、前年同期に比べ約68%増加した。2021年10-12月期(第4四半期)からはほぼ横ばい。テスラは旺盛な需要に対応するために生産能力を大幅に増強しており、納車台数の伸びを平均50%で維持しようと、新工場を増やしている。1-3月期の納車台数の市場予想は約31万7000台だった。
テスラの納車台数、1-3月期は68%増の31万台 市場予想下回る
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