米電気自動車(EV)大手テスラの1-3月期(第1四半期)の納車台数は増加したが、市場予想を下回った。世界的なサプライチェーンの混乱や、新型コロナウイルスの感染拡大で中国・上海の工場が一時閉鎖したことが背景にある。  イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は2日、「サプライチェーンの中断や中国のゼロコロナ政策で、とりわけ厳しい四半期だった」とツイッターに投稿した。また、テスラの従業員と主要サプライヤーが「窮地を救った」とした。  同社の2日の発表によると、1-3月期の世界での納車台数は31万台で、前年同期に比べ約68%増加した。