米格安航空会社(LCC)ジェットブルー・エアウェイズは同業スピリット航空に買収を提案した。スピリットを巡っては、同業フロンティア・グループ・ホールディングスがすでに同社との合併計画を発表しているが、ジェットブルーが提示した条件はフロンティアの計画を上回るものだ。スピリットの5日の発表によると、ジェットブルーからの一方的な提案は現金による買収で、スピリットの株主は1株に対し現金33ドルを受け取る。スピリットは取締役会がジェットブルーの提案を評価し、最良の行動方針を判断するとした。ジェットブルーは声明で、同社の提案はスピリットの投資家にとってより良い機会だと確信しているとし、フロンティアの提案で示唆されている価値に比べ37%のプレミアムが付いたものだと述べた。ただフロンティアの提案では、スピリットの既存株主は統合後の新会社の株式の48.5%を握ることになる。