中国・上海市最大の高齢者医療施設内で新型コロナウイルスによる集団感染が発生しているとされる問題で、死亡した患者の遺族らがコロナ感染で死に至ったのか、情報を開示するよう病院側に要求している。中には遺体の火葬を拒否している遺族もいる。この上海市東海老年護理医院では、この数週間に少なくとも20人が死亡した。複数の遺族の話で分かった。病院側は、院内に保管されている遺体の火葬に同意するよう、遺族に求めているという。遺族らの話によると、遺体の腐敗を懸念して同意する遺族もいるが、死亡原因を示す証拠を保存するよう要求し、火葬に応じない遺族もいる。ある遺族は検死を求めた。同病院は死者が出ていることについて、公にコメントすることも、正式に認めることもしていない。電話取材したこところ、病院の代表はコメントを控えた。