――筆者のジャッキー・スノー氏はロサンゼルス在住のライター ***  企業が人工知能(AI)によるチャットボットを顧客対応に活用するケースが増えているが、それに対する顧客の受け止め方は未知数だ。新たな調査研究によると、自身に有利な取引かどうかという認識によっても、消費者の受け止め方は変わる可能性があるという。  2月に「ジャーナル・オブ・マーケティング」誌に掲載されたこの研究によると、企業が商品・サービスで理想的ではない価格を提示する場合、AIのエージェントが提示した方が、消費者の購入可能性や満足度の高さという点で、良い反応を得られる傾向があることがわかった。