第1位は21年も京都大学で、就職人数は110人と前年より11人増えた。増えた理由はわからないが、京大生の多くが京大関連に就職する傾向は変わらない。東大のケースと同じく、研究・労働環境が恵まれていることが大きいだろう。特に京大は「世界的に卓越した知の創造を行う」ことをモットーとしており、あらゆる学問の研究環境が整っていることで知られる。

 第3位三井住友銀行、4位が同率で楽天グループ、アクセンチュアと、上位には前年と似た顔ぶれが並ぶ。東大と同じく、京大でもコンサルへの就職人気がとりわけ高まっているという。

 また第2位の関西電力をはじめ、関西系企業への就職はやはり多い。

【ランキング表の見方】
2021年春の大学別の主な就職先。就職先(企業・団体)の名称は、原則としてアンケート調査時点の各大学の回答による。また、大学通信の調査方法によって表記しているため、正式名称と異なる場合がある。大学により、一部の学部・研究科を含まない場合がある。大学院修了者を含む。(調査/大学通信)
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