エスカレーター校 クライシス2#40Photo:PIXTA

徳島文理大学、松山東雲女子大学、高知学園大学はいずれも2024年度、大幅に定員割れした。これらの大学は四国を拠点にエスカレーター校を展開する学校法人が運営している。連載『教育・受験 最前線』では、連載内特集『エスカレーター校 クライシス2』をお届けする。#40では、徳島県、愛媛県、高知県を拠点にエスカレーター校を運営する3学校法人についてダイヤモンド編集部独自の「裏成績表」を公開する。少子化が加速する中でこの先も定員割れが続き、四国からエスカレーター校が消えていくのか。(ダイヤモンド編集部副編集長 臼井真粧美)

徳島文理大がキャンパスを移転
松山東雲女子大は男女共学に

 徳島県を拠点にエスカレーター校を展開する村崎学園は2025年4月、徳島文理大学の香川キャンパスをさぬき市志度から好立地のJR高松駅前に移転した。愛媛県を拠点に女子エスカレーター校を展開する松山東雲学園は28年4月に松山東雲女子大学を共学化する。これにより、四国最後の女子大学が消える。いずれも大幅な定員割れに直面し、生き残るための決断だ。

 キャンパス移転のような大きな決断を実行するにはコストもかかり、財政が緊迫した学校法人に大きな負担を強いる。しかし、変化しなければしないで経営は細っていく。学校淘汰時代、少子化問題がとりわけ早く重くのしかかる地方の学校法人は、まさに経営力を問われている。と同時に、地域の経済や社会にも影響する教育をどう残すか、地域もまた問われている。

 ダイヤモンド編集部では、大学を擁するエスカレーター校を運営する学校法人を対象に、経営データを軸に5項目を5段階で評価する独自の「裏成績表」を作成した。今回は、徳島県、愛媛県、高知県を拠点に中学校、高校、大学までを展開する3学校法人に焦点を当てた。

 次ページでは、村崎学園、松山東雲学園、高知学園の裏成績表を公開する。少子化が加速する中で、四国のエスカレーター校は消えていくのか。