新緑に覆われた立教大学本館。関東主要私立大学の中でも、指折りの美しい外観だ Photo:PIXTA
コロナ禍の最中に行われた就活で、主要大学の学生はどのような企業・団体を選んだのだろうか。国公立・私立主要27大学別の2021年就職先ランキングを作成した。第6弾はGMARCHに上智大・理科大を加えた、関東主要私立大学の就職先をお届けする。アフターコロナが見え始めた足もとで、就活戦線を戦う学生とその親は参考にしてほしい。（文／ダイヤモンド社 ヴァーティカルメディア編集部）
関東の主要な私立大学は、受験生の間でそれぞれの頭文字をまとめて「GMARCH」「SMART」と呼ばれたりする。GMARCHは学習院大（G）、明治大（M）、青山学院大（A）、立教大（R）、中央大（C）、法政大（H）のこと、SMARTは上智大（S＝SOPHIA）、明治大、青山学院大、立教大、東京理科大（T）のことを指す。
いずれも首都圏の私立大学の中では、早稲田大、慶應義塾大に次ぐ偏差値の高い大学である。比較的最近耳にするようになったSMARTは、GMARCHに入学難易度が高い上智大と理科大を加えて、難関私大の呼び方を再構成したものといわれる。中でも明治大は、人気、偏差値とも顕著に上昇している。
就活においても、これら主要私立大学の学生たちに対する企業の採用ニーズは高い。彼らはどんな企業・団体に就職しているのだろうか。
2020年の就職先1位は、上智大が楽天グループ、明治大と立教大が東京都特別区、青山学院大が全日本空輸（ANA）、中央大が国税庁、法政大がりそなグループ、学習院大が東京都教育委員会、東京理科大がパナソニックとなった。
意外なことに、半数の大学で官公庁に就職する学生が最も多くなった。果たして、21年の主要私立大学の就職先はどうなったのか。
