10日に投票が行われたフランス大統領選挙の第1回投票は、出口調査によると、現職のエマニュエル・マクロン大統領と極右候補のマリーヌ・ルペン氏が決選投票に進む見通しとなった。物価高や移民政策を巡って懸念が強まる中、決選投票は僅差での勝負となる可能性が高い。世論調査会社エラブによれば、マクロン氏の得票率は28.5%で、ルペン氏の24.2%を上回った。マクロン氏は5年前の大統領選でルペン氏に圧勝したが、24日の決選投票では接戦が予想されている。第1回投票は、マクロン氏が大統領に就任して以降、フランスの政治的分極化が一段と進んだことを示す結果となった。エラブによると、社会党と共和党の候補者の合計得票率が7%にとどまる一方、極右・極左候補の合計得票率は50%を超えた。
仏大統領選、マクロン氏とルペン氏が24日の決選投票へ
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