――筆者のウォルター・ラッセル・ミードは「グローバルビュー」欄担当コラムニスト ***  ロシア軍がウクライナで新たに残虐な攻撃に向けて部隊を再編する中、先週のニュースの見出しに大きく取り上げられたのは欧州の問題だった。しかし、インド太平洋地域の情勢も熱を帯びてきている。米国の国家安全保障会議(NSC)でアジア政策立案の重要な役割を担うカート・キャンベル氏は、ソロモン諸島訪問を計画している。その目的は、ソロモン諸島が外交姿勢を大転換することにつながりかねない中国の動きを抑え込むことだ。