富豪のイーロン・マスク氏は14日、米ツイッターの買収・非公開化に向け、買収案を提示したことを明らかにした。提案に拘束力はなく、ツイッターの価値を430億ドル(約5兆4000億円)超と見積もっている。マスク氏は先ごろツイッター株9.1%の保有を公表。この日の米証券取引委員会(SEC)への届け出で、ツイッターを1株54.20ドルで買収したいとの考えを示した。この提示額はツイッター株の13日終値(45.85ドル)を18%上回る水準。マスク氏が株式保有を開示する前の4月1日終値(39.31ドル)に比べると38%近く高い水準だ。マスク氏は、今回の提案が「最高で最後の」提案だとし、やり取りを繰り返すゲームはしないと述べた。また、合意が成立しなければ投資を引き揚げる可能性があることを匂わせた。
マスク氏、ツイッターに買収提案 非公開化目指す
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