米半導体大手インテルが人工知能(AI)戦略の刷新に取り組んでいる。AIチップ市場で首位に立つ米同業エヌビディアに迫りたい考えだ。  パット・ゲルシンガー新最高経営責任者(CEO)の下、インテルは過去1年にわたり、スタッフを増やし、半導体チップのラインアップ強化に向けて新たなAIソフトウエアを導入した。AIを使用したチャットボットや顔認証、映画の推奨などの向上を目指している。  インテルが主に知られているのは、中央処理装置(CPU)市場の支配においてだ。だがこの10年、投資家にとって同社の輝きは失われている。