イエメンのアブドラボ・マンスール・ハディ大統領が4月に入り大統領権限の移譲を発表したことについて、サウジアラビアやイエメンの政府当局者らは、サウジ政府が圧力をかけていたと明らかにした。ハディ氏はサウジ当局によりリヤドの自宅でほぼ軟禁状態に置かれているほか、権限移譲以降は他者との連絡も制限されているという。サウジが7年間にわたり続いているイエメンの内戦を終結させようとする中、ハディ氏は7日、同国の指導評議会に大統領権限を移譲すると発表していた。サウジやイエメンの政府当局者らによれば、サウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子はリヤドでハディ氏に対し、権限を評議会に移譲するよう書面で求めた。イエメンの他の指導者らも同氏が権力を放棄すべき時だと同意したと伝えた。
イエメン大統領の権限移譲、サウジ政府が圧力か
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