米連邦地方裁判所は米疾病対策センター(CDC)が飛行機内を含む公共交通でマスク着用を義務付けているのは違法との判断を下した。これを受け、欧州の航空各社は米国便の機内でのマスク着用義務について対応を検討している。18日の判断後、デルタ航空やユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスなど米航空大手は国内線のマスク着用義務を撤廃。国際線でも現地当局が義務付けていない場合は着用を求めないとした。連邦地裁の判断は航空各社にとって予想外で、利用者の間では歓迎の声が上がった半面、不満を募らせる向きも出ている。北米線のマスク着用を巡る欧州航空各社の対応は割れている。エールフランスとルフトハンザの広報担当者はそれぞれフランスとドイツの規制に従い、全ての路線でマスク着用義務付けを継続すると述べた。