――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  米アマゾン・ドット・コムはEコマースで比類ない支配力を持つが、従来型の小売りチェーンであるウォルマートも足場を固めつつある。その構図が先週、インドでひっくり返った。アマゾンがウォルマート傘下の現地競合企業にならって小規模な買収を行い、急成長するソーシャルコマースに参入したのだ。  アマゾンのソーシャルコマース参入の遅れは、インド市場の競争の激しさを物語っている。インドでは各社が常に、新たな販売方法を模索している。