ポーランドの首都ワルシャワの公立学校には、ウクライナ人の生徒が毎日何百人も入学している。各クラスの生徒数の上限は引き上げられてきた。机と椅子が足りない学校もある。地元当局者らは、現在ワルシャワにいる難民の子ども約10万人を収容するには、2000の教育施設を新たに建設する必要があるとみている。ワルシャワのレナタ・カズノフスカ副市長は「10万人の子どもたちを、3、4週間で学校に受け入れられるような町が世界のどこかにあるとは思えない。そんなことは全く不可能だ」と語った。ポーランドの公立学校は、ウクライナから流入する前例のない規模の難民への対応に苦闘している。8週間以上前にロシアがウクライナに侵攻して以来、難民となった子ども約20万人がポーランドの公立学校に入学した。このほかに、同国に逃れた子どものうち推計約50万人がまだ学校に入らずにいる。