新型コロナウイルスの大流行(パンデミック)が始まってから米国では数百万人が転職したが、中には後悔する人もいる。ニューヨークで広報ディレクターの仕事をしているマイケル・ケイさん(30)は仕事で付き合いのある人が転職を報告するのを目にして「うずうずした」。マッチングサービス会社オーケーキューピッドでの仕事には満足していたが、昨年夏に職探しを始め、すぐに新しい仕事を見つけた。転職先はビジネス向け交流サイトのリンクトインで、給料はそれまでより高くなった。転職先には少なくとも1年はとどまろうと思っていたが、以前の職場で部門を仕切っていたことや、はるかに少ないスタッフの一人として直接的な影響力を行使できたことが忘れられなかった。