ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とリアルター・ドット・コムが算出した第1四半期(1-3月期)の「エマージング・ハウジング・マーケッツ・インデックス(新興住宅市場指数)」では、住宅価格が割安で、地元経済が好調な都市が上位に入った。多くの住宅購入者が価格の手頃さを優先していることが改めて示された形だ。  近年は住宅価格の急激な上昇で、住宅購入者の行き先は割高な沿岸部の都市からより安価な都市圏へと移っている。この傾向は、リモートワークを行う機会が広がったことやコロナ下で以前とは違ったライフスタイルが求められるようになったことで、さらに加速している。