「気づけば5年以上メイクを変えていない…」「SNSで流れてくる素敵なメイクと何かが違う…」「でもデパートのコスメカウンターには行きづらい…」メイクに違和感を抱えつつ、つい時間がない日々に追われ「今日はまあこれでいいか!」とやり過ごしている――『メイクがなんとなく変なので友達の美容部員にコツを全部聞いてみた』の著者で、マンガ家の吉川景都さんもそうした一人でした。
アラフォーになり「顔面迷子状態」だった吉川さんが、小学校からの幼なじみで現役美容部員のBAパンダさんに、たまたま悩みを打ち明けたことがきっかけで生まれた一冊です。二人の楽しいやりとりと、BAパンダさんが教える目からウロコのメイクテクニックが話題となり、マンガはTwitterで累計70万いいね!を獲得。「メイクをこんなふうに、友達に教えてほしかった!」「まさに求めていた本!」と大反響が寄せられています。
春は「卒業式」「入学式」「入社式」など、メイクをする機会が増える時期。崩れにくい、しっかり「ベースメイク」について聞いてきました。

「しっかり」ベースメイクのコツ

厚く塗る=きちんとではない!
下地も使い分けよう
顔の全体図
いろんなものをちょっとずつ塗る

ベースメイクは地層。「土台」が弱いとすぐに崩れます

「崩れないベースメイク」。ほとんどの人がこのテーマから想像するのは、おそらく下地やファンデーションのことだと思います。でも実は、一番大事なのは「その前」のスキンケアの段階です。

 ベースメイクとは、

・スキンケア(化粧水・乳液)
・下地
・ファンデーション

 が重なった「地層」です。地層を支えているのは、一番下の土台。たとえ表面に崩れないファンデーションを使っても、化粧水や乳液が肌になじんでいなかったり、洗顔で邪魔な皮脂が取り切れていなかったりすると、地滑りが起こってしまうのです。

 ちなみに、最近は崩れない下地として「毛穴を埋める系」のアイテムが人気ですが、パンダは「いかに崩れないか」ではなく「もし崩れても、汚くならない」を意識して選んでいます。

 具体的には、「色がついていない」「サラサラの質感」の商品がおすすめ。肌色の下地もつけてすぐはきれいなのですが、汗をかいたりした場合、「皮脂と肌色の下地」が混じって浮いてきて、汚く見えます。

※この記事は『メイクがなんとなく変なので友達の美容部員にコツを全部聞いてみた』からの抜粋です