
Excelで作成した計算シート。複数名で共有したり、何度も使い回したりしているうちに、計算式を設定してあるセルに数字を書き込まれたり、Deleteキーなどで削除されて計算式が壊れてしまったりした経験はないだろうか。Excelで作成した資源を無駄にしない、壊させないよう設定するテクニックを伝授する。(Excelインストラクター 佐藤嘉浩)
Excelで作成した計算書は、自分で使う、グループで共有して使う、作成したブックをメールなどで配布して入力したものを返送してもらう、といった使い方が想定されるが、どの使い方においても計算式が壊れる可能性はあり、仕組み化しておく必要がある。
そのためには、(1)そもそもの一覧表の見た目や配置、(2)入力していいところ以外は入力できないようにする、(3)万が一壊れた時に、壊れた場所をどう見つけるか――大きく分けてこの三つが大切になる。以下、具体的に気を付けるポイントを見ていこう。