Excel初心者向けPhoto:PIXTA

ほとんどの仕事で最低限のスキルが求められるExcel。使いこなせないと、頑張っていても業務効率が上がらず、「仕事ができない人」のレッテルを貼られてしまいがちだ。今回は、Excel初学者がまず知っておくべき関数をランキング形式で10種類ピックアップした。Excelをあまり使ったことがない人でも、これらの関数を知ることで、基本的な数値の集計やデータの整備を行うことができるようになる。苦手意識がある人は、まずはここから学んでみてほしい。(Excel講師/作家 寺澤伸洋)

Excel初心者必須の関数トップ10
1位は誰もが使うあの関数

1位 SUM関数

 SUM関数は、指定した範囲に入力されている数値の合計を返す(表示する)関数だ。表の縦計や横計の算出に便利である。SUM関数は次のように記載する。

=SUM(引数)

 引数(ひきすう)とは、Excelの関数に入力する値を指す。「=SUM(A1:C3)」のように範囲を指定することも、「=SUM(A3,C5,F6)」のように合計したいセルを個別に指定することもできる(図1)。

 合計欄にSUM関数「=SUM(B2:B5)」を入れることで、商品Aから商品Dまでの売上金額の合計を算出する。

 続いて、ランキング2〜10位を発表しよう。値の検索ができる関数や、日付データを作成できる関数など、初心者が身に付ければ、仕事のスピードが劇的に改善する関数ばかりだ。