佐藤嘉浩
Excelを使いこなしたいものの、マクロやVBAに苦手意識がある人は多いだろう。今回はそうした層の“食わず嫌い”解消を目的に、「ExcelシートのPDF変換」と「ファイル名の変更」を一瞬で終える方法をお伝えする。「マクロの記録」機能とVBAの編集を組み合わせると簡単に実行できるので、ぜひトライしてほしい。

Excelの最新版であるExcel2021には、「スピル」という新機能が搭載されている。現時点では旧バージョンを使っている読者が多いかもしれないが、いずれ新バージョンに切り替えたときに役立つはずなので、基礎知識を押さえておいて損はないだろう。スピルは「1つのセルに計算式を作成すると、周囲のセルにも計算結果が自動入力される」という仕組みだが、具体的にどのような点が優れているのか。使用する際の注意点と併せて、Excel講師の筆者が基礎から解説する。

ひんぱんにExcelで行う作業は、自動化すると速いし、ミスも減る。Excelの自動化といえばマクロだ。しかしExcelマクロの作成は、VBAと呼ばれるプログラムで作成するのが一般的なため、グッとハードルが上がってしまうのは事実。しかしExcelには、VBAなしでマクロをもっと身近に扱える「マクロの記録」という機能がある。

Excelで作成した計算シート。複数名で共有したり、何度も使い回したりしているうちに、計算式を設定してあるセルに数字を書き込まれたり、Deleteキーなどで削除されて計算式が壊れてしまったりした経験はないだろうか。Excelで作成した資源を無駄にしない、壊させないよう設定するテクニックを伝授する。

Excel特集、今回は「データ入力でミスしないために知っておきたい八つの掟(おきて)」を伝授する。データ入力なんて誰でもできる、と思うかもしれない。しかし、データが間違っていたらその後の作業はすべて意味がなくなってしまう。できるだけ「正確」に「効率よく」することを考えなければならない。意外と知られていないExcel入力のテクニックを押さえていこう。
