――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  「スターバックス新店舗がスターバックス既存店のトイレにオープン」。このコーヒーチェーンがすでにどこにでもあるように見えた1998年当時、これは風刺の効いた見出しであった。1カ月前、ハワード・シュルツ氏が最高経営責任者(CEO)としてに3度目のかじとり役に就いた時点で、北米での店舗数はその10倍近くになっている。  シュルツ氏が、この店舗数とともに、ぱっとしない内容の第2四半期(1-3月期)決算を発表すると、スターバックスの株価は昨年夏につけた過去最高値から40%超下落した。