新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。筆者とその家族も、3月末から4月の頭にかけて感染した。今回は、11日間の自宅療養が明けた今、改めて感じた日本の感染対策への疑問を、5才と4才の息子を育てる母親の視点からまとめたい。(ライター 原 由希奈)
3月末から4月上旬にかけて、私を含む家族3人が新型コロナウイルス感染症(以下、コロナ)に感染しました。家族構成は私と夫、長男(5)と次男(3)の4人です。
私と夫がワクチン2回接種済みだったこともあるかとは思いますが、3人とも症状は軽く、自宅療養解除までの8日間は元気な状態で家の中で過ごすこととなりました。
朝は兆候なし、わずか3時間で発熱
3月28日、朝食を完食して検温も35.8℃だった長男は、いつも通り保育園(以下、A園)に登園しました。約3時間後の11時30分にA園から電話があり、長男が39℃の発熱していることを知らされました。
かかりつけの小児科に電話して指示を仰ぎ、別園に通う次男の保育園(以下、B園)にも「兄が発熱したため次男も今から迎えに行く」旨を連絡してから、急いで車を走らせました。