バランス型のファンドに比べると、
基準価額のボラティリティは高めに

 投資対象は株式のみです。組入比率も限りなく100%に近いため、バランス型のファンドに比べると、基準価額のボラティリティ(変動幅)は高めになります。

 投資対象国は米国が高く、2021年10月29日現在で53・99%。以下、上位5位までを挙げると、日本が7・48%、英国が4・07%、中国が3・48%、カナダが3・40%。

 なお、新興国株式市場も組入対象になっていますが、「SPDRポートフォリオ・エマージングマーケッツETF」の組入比率は10%程度なので、運用成績は基本的に米国並びに他の先進国の株式市場に左右される部分が大きいです。

中野晴啓(なかの・はるひろ)
セゾン投信代表取締役会長CEO
一般社団法人投資信託協会副会長、公益財団法人セゾン文化財団理事
1987年明治大学商学部卒業、クレディセゾン入社。2006年セゾン投信を設立。2020年6月より現職。
つみたてで、コツコツと資産をふやす長期投資を提言。国際分散型投資信託2本を15年以上運用し、
個人の長期資産形成を支えている。客観的な定量評価を行う「R&Iファンド大賞」最優秀ファンド賞を9年連続受賞。
口座開設数16万人、預かり資産5000億円を突破。
主な著書に『最新版 投資信託はこの9本から選びなさい』『投資信託はこうして買いなさい』他多数。