コロナ禍のリモートワークなど生活スタイルの変化により注目されたのが、資産形成に対する関心が高まったこと。特に、20~30代の若い人たちの間で、つみたてNISAの口座開設が急増した。そんな状況の中、つみたてNISA本の決定版ともいえる『最新版 つみたてNISAはこの9本から選びなさい』(中野晴啓著、ダイヤモンド社)が3月16日に発売。本連載では、つみたてNISAを利用して長期投資や資産形成をしてみたいという人に向けて、失敗しないつみたてNISAの賢い選び方・買い方について、同書から抜粋して公開する。「つみたてNISAってなに?」という投資ビギナーの人でも大丈夫。基本的なところからわかりやすくお伝えしていくので、ぜひ、お付き合いください。

【おすすめファンド5】米国株式市場を中心にしてグローバル運用を行うSBI・全世界株式インデックス・ファンド(SBIアセットマネジメント)Photo: Adobe Stock

3つのETFを組み入れたマザーファンドに投資する
ファンド・オブ・ファンズ

 3つのETFを組み入れたマザーファンドに投資するファンド・オブ・ファンズです(下図)。ファンド・オブ・ファンズとは、複数の投資信託を投資対象とする投資信託のこと。

 1.米国株式市場の大型株から小型株までが対象の「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」、2.米国を除く先進国株式市場全体の値動きに連動する「SPDRポートフォリオ・ディベロップド・ワールド(除く米国)ETF」、3.新興国株式市場全体の値動きに連動する「SPDRポートフォリオ・エマージングマーケッツETF」

 という3本のETFを組み入れています。