西日本食品工業株式会社の事例(代表取締役社長 長田 和也 様のお話)

 食品に限らず製造業というのは効率よく良いものをつくる、つまり生産管理が肝心です。ですが、我が社では必要な時に、必要なデータが手に入らないことが課題でした。製造の日報は手書き、正確な在庫は工場で現物を見ないと分からない。無駄な仕入れをしてしまったり、必要な時に原料がなかったりといった初歩的なミスもありました。

 現場で記入した紙ベースの数字は事務所でしか参照できない、工場の現場ではその日の朝にタスクが分かるという状況でした。

 その状況を変えたのは、スプレッドシートの活用です。

 在庫をリアルタイムで確認できるよう、紙で管理していたものをスプレッドシートに変えました。工場で紙に記入した数字を本社事務所のPCに入力するという一連の作業がなくなり、1日で1時間、1ヵ月にすると21時間分の作業が減り、その分より生産性の高い業務に集中でき、残業減にもつながっています

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日報をスプレッドシートに変え、課題だったコミュニケーションが劇的改善!

 本社と営業所間の情報共有、コミュニケーションもまた課題でした。これも日報をスプレッドシートに変え、大きく改善しました。離れていてもオンラインでリアルタイムに確認できるだけでなく、コメント機能でフィードバックができます。コメントであれば、「お疲れ様」、「良かったね」といった電話やメールではわざわざ伝えていなかったことも気軽に返せます。コミュニケーションのスピードが上がり、意図や気持ちが伝わっているという実感も増しました。

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 >>https://www.smart-work.biz/case11

コメントでコミュニケーションのスピードアップ!

 確認のやり取りなどで、「このセルを見て!」と指定したいとき、みなさんはどうしていますか?

 メールだと、「J列の3行目の…」というようにその箇所が分かるように伝え、受け取った側も、メールとシートを見比べる必要がありますが、スプレッドシートのコメントは、つけたい箇所に直接つけることができるので、やりとりもシンプルです。

 コメントのつけ方はとてもカンタン。つけたい箇所を指定して、コメントアイコンをクリックするだけ、です。以前ご紹介した「成果を10倍にするコメントの上級テクニック」を使えば、さらに効果的です。

「コメントが簡単につけられるとしても、そもそも、ベースとなるシートを作るのが大変!」と思っている方。そんな苦労はダイヤモンド・オンラインの読者には不要です。

 今回、カスタマイズして使用できるテンプレートをご用意しました。ぜひご活用ください!