任天堂の人気ゲームソフト「とびだせ どうぶつの森」(ニンテンドー3DS用)が、昨年11月8日の発売以降、わずか二カ月で売上本数が270万本を突破した。
「とびだせ どうぶつの森」は、第1作の「どうぶつの森」(ニンテンドー64版)が2001年に発売されて以降、総販売本数が1800万本を超えるシリーズ最新作。中心購買層は20代の女性で、従来の「どうぶつの森」シリーズのファンを中心に、「ニンテンドーDS」以降得意とするライトユーザーを確実に取り込んでいる。
従来からの違いは、売上270万本のうちダウンロード版が約60万本分を占めていること。しかも、価格はパッケージ版と同額であるにもかかわらず売れていることを、業界関係者は大変な驚きとして受け止めている。
また、品薄が続くパッケージ版に関しては、任天堂も急ピッチで対応しているが、予想以上の需要に対応が追いついていない。そのため、ネット通販で4800円のパッケージ版が6000円前後で売られる状況が続いている。この状況を言い換えるならば、「6000円でも『とびだせ どうぶつの森』が欲しいということ」になる。家庭用市場、とりわけ流通関係者にとっては、新年早々いいニュースとなった。
「とびだせ どうぶつの森」の何が人々の心を捉えているのか。発売日から毎日遊び続けている、「こころはいつでも20代」という、ゲームサーバ構築などを手がける会社の女性会長に寄稿してもらった(下の写真の右手前が筆者)。
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この飲み会写真は、弊社のあるプロジェクトのキックオフのものです。会社で、私がどうやってどうぶつの森で遊んでいるかなどをプロジェクトメンバーに話す機会がたびたびあったのですが、その話を聞いていた社員に「どうぶつの森やりたい病」が感染しまくったようで、気がつくと5人のプロジェクトメンバーが3DSLLとどうぶつの森を同時購入して一緒に遊べるようになっていました…。ビバ会社!! ビバ会長職!!