黒人、ヒスパニック系、アジア系の新型コロナウイルス患者が血中酸素濃度を測定する「パルスオキシメーター」を使用した場合、白人よりも精度が低いことが分かった。米国医師会(AMA)が発行する「JAMAインターナル・メディシン」に掲載された研究で明らかになった。研究に関わった関係者らは、精度の違いにより、血中酸素濃度が低下していたにも関わらず、重症化した一部の有色人種の患者の治療に遅れが生じたり、治療を受けられなかったりするケースがあった可能性もあると述べている。米疾病対策センター(CDC)は4月、黒人とヒスパニック系の患者は白人患者と比較し、新型コロナウイルスへの感染で死亡する確率が2倍近く高いと明らかにしていた。
パルスオキシメーター、黒人・アジア系コロナ患者では精度低い=研究
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