生きていれば、不安や悩みは尽きない。寝る前に考え込んでしまって、眠れなくなるなんてことも……。そこで参考にしたいのが、感動小説『精神科医Tomyが教える 心の荷物の手放し方』(ダイヤモンド社)だ。
ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉の数々。とても読みやすいオムニバス形式の8つの物語は、気づかぬ間に心の荷物を抱え込んで苦しくなったとき、そっと心の荷物を手放すための優しい言葉を授けてくれる。
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【Twitterフォロワー30万人超の精神科医が教える】人生を最大限エンジョイするための究極の考え方

自己満足こそ人生なり

「自己満足」というと、ふつうは否定的な印象を抱きますよね。しかし、アテクシは「自己満足こそ人生」とまでいい切ってもよいと思っています。人生というのは、家族がいて、友人がいて、同僚がいて、ご近所さんがいて、社会生活をともなうものではありますが、結局のところ「自分自身がどう思い、どう行動するか」が大切です。

自己満足のために行動するというと、自己中心的とか単なるワガママと思われるかもしれませんが、そうではありません。人生の本質はあくまで自己満足にあるといっても過言ではなく、それほど自分を満足させるということは大切なのです。

自分の満足というのは後回しにするものではなく、最優先すべきもの。少なくとも何もしないより、自己満足のために行動したほうがいい。そう考えたほうが、世間のしがらみに束縛されることもなく、果敢にチャレンジできるでしょう。精神科医であるアテクシが、ブログTwitterVoicyなどにチャレンジしてきたのも、いわば自己満足。最近、YouTubeも始めました。

まわりがどう思おうがやりたいことをやってみる

精神科医として日々100人以上の患者さんを診察することもあるなかでの活動ですが、世間の常識からすると、ややもすれば否定的にとらえられるかもしれません。しかし、人生の本質は自己満足。他人がどう思おうと、アテクシは自分のやりたいことをやる。たとえ、それが自己満足であろうとも、みなさまがより楽しく人生を歩んでいただく一助になればと思っています。

「こうするべき」「こうしたほうがいい」という、まわりの意見や考え方に染まって、自己満足ではなく他人が満足することを形ばかりなぞっても、しょうがないのです。他人のことをなにも考えず行動していいというわけではありませんが、それはまた別の話なのです。

自己満足していることに、嫉妬されたり否定されたりすることもあるでしょう。しかし、基本的には聞く耳を持つ必要はありません。表面的には話を聞いているふりをして、聞き流せばいいです。くり返しますが、人生は自己満足。自己満足でいいんです。

『精神科医Tomyが教える 心の荷物の手放し方』(ダイヤモンド社)には、お悩み解消のヒントが満載です。