「このまま」今の仕事を続けても大丈夫なのか? あるいは「副業」をしたほうがいいのか? それとも「起業」か、「転職」をすべきなのか? このように感じたとしたら、それは皆さんの考えが正しい。なぜなら、今感じているお金に対する不安は、現実のものとして近づいているからです。無収入となる65歳から70歳、もしくは75歳までの空白期間を、自己責任で穴埋めしなければならなくなる未来が、相次ぐ法改正でほぼ確定しました。
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サラリーマンのアルバイトは許されるのか?Photo: Adobe Stock

良い副業と悪い副業を見分ける

 従業員の副業を禁止して、むやみに人事処分に踏み切った会社は、過去の裁判でことごとく敗訴してきました。なぜなら副業禁止は、憲法などで保証されている自由権の侵害だからです。

 だからといって、安易にアルバイトに走ってはいけません。なぜなら、サラリーマンのアルバイトは自分の首を絞めるからです。

 副業は、「自営型の副業」と「バイト型の副業」に分けることができます。「自営型の副業」は「自分良し、会社良し、世間良し」の「三方良し」なので、自信をもっておすすめできます。

 これに対して「バイト型の副業」は、真逆なのでおすすめできません。「バイト型の副業」とは、パートタイム労働のこと。時間を切り売りする労働です。知識や経験が浅くても務まるので、「バイト型の副業」は手っ取り早く稼げます。

 その反面、時間と労力には限りがあるので、稼げる金額もたかが知れています。「雇われ仕事」ですので、経営者と出資者から搾取されるのがオチです。貴重な時間が減るうえにコスパも低いので、学生と違って社会人の場合には割に合いません。自ら進んでそんな不利益を選ぶ必要はありません。

 おまけに、本業だけではなく副業までもが「雇われ仕事」になってしまっては、「雇われ根性」が骨の髄まで染みこみます。自立する力が衰えるので、定年後に放り出された際に、自力で稼ぐことができなくなります。その先に待ち受ける未来は下流老人の一択でしょう。

 さらに深刻なのが、勤め先への悪影響です。「バイト型の副業」の多くは体力勝負です。1時間程度ならまだしも、4時間以上がんばると翌日の仕事に支障をきたして、勤め先に迷惑がかかります。だから「バイト型の副業」が会社にバレると、就業規則違反に問われかねません。実際にも、副業した従業員が敗訴したケースのほとんどが、「バイト型の副業」をやりすぎたことが原因です。

 それにもかかわらず、副業する日本人の過半数は、「バイト型の副業」を選んでいるそうです(2018年厚生労働省労働基準局提出資料「副業・兼業の現状②」)。そうなると、会社側としても、自衛策を取らざるを得ません。大半の会社はいまだに副業を禁止していますが、「本業に支障をきたす副業を未然に防がざるを得ない」という背景があるからなのでしょう。

「バイト型の副業」をする人が減らない限り、副業を禁止する会社も減らないので、世間にとっても好ましくありません。

 これと好対照なのが、「自営型の副業」です。「自営型の副業」とは、経営者と出資者と労働者の3つの立場を兼務する副業です。「バイト型の副業」と違って経営者や出資者から搾取されないので、本業のサラリーマンよりもコスパが高い。それゆえ将来的には、「自営型の副業」を発展させて、独立することも可能です。

 これに加えて経営者思考が身につくので、視野が広くなります。その結果、本業にもプラスの相乗効果がもたらされます。そのことに気づいた会社が副業を推奨しているのです。

「自営型の副業」では、仕事のボリュームを思い通りにコントロールできるので、本業に支障をきたすこともありません。5棟10室未満の大家業であれば、副業に厳しい公務員でさえ副業とはみなされませんが、その最大の理由は本業に支障をきたすおそれがないからです。

 しかも全ての日本人が副業に取り組めば、私の試算では、日本のGDPを2割以上も増やすことになる。GDPが2割も底上げされれば、日本経済再生の起爆剤になるので、副業は立派な社会貢献になるのです。

 すべてのモノには必ず表と裏があります。借金には、良い借金と悪い借金があります。持ち家にも、良い持ち家と悪い持ち家があります。投資にも良い投資と悪い投資があります。これと同じように、副業にも良い副業と悪い副業があるのです。

 良い副業とは「自営型の副業」です。悪い副業とは「バイト型の副業」です。だから、副業に悪いイメージを持っている人は、もしかしたら、「バイト型の副業」をイメージしているからなのかもしれません。

 そこでこの機会に、「自営型の副業」に着目してみてはいかがでしょうか。その際、「稼げるライフワーク」を「自営型の副業」の候補としてください。

「稼げるライフワーク」とは、お金を稼げるうえに、夢中に感じる「やりたいこと」、もしくは使命を感じる「やるべきこと」です。お金を稼げるうえに、「やりたいこと」「やるべきこと」に取り組めて、世間にも貢献できるのですから、一石三鳥だとは思いませんか?

*本記事は、『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい 年収アップと自由が手に入る働き方』著者による書き下ろしです。