「このまま」今の仕事を続けても大丈夫なのか? あるいは「副業」をしたほうがいいのか? それとも「起業」か、「転職」をすべきなのか? このように感じたとしたら、それは皆さんの考えが正しい。なぜなら、今感じているお金に対する不安は、現実のものとして近づいているからです。無収入となる65歳から70歳、もしくは75歳までの空白期間を、自己責任で穴埋めしなければならなくなる未来が、相次ぐ法改正でほぼ確定しました。
そんな人生最大の危機がいずれ訪れますが、解決策が1つだけあります。それはいますぐ、「稼ぎ口」を2つにすること。稼ぎ口を2つにすれば、年収が増えて、節税もでき、お金が貯まるからです。新刊『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい 年収アップと自由が手に入る働き方』では、余すことなく珠玉のメソッドを公開しています。受講者は6000人に及び、その9割が成功。さぁ、新しい働き方を手に入れましょう!

スティーブ・ジョブズも実践していた「副業」での稼ぎ方Photo: Adobe Stock

年収がアップし、自由な働き方を手に入れる

 独立を成功させる一番のコツは「主要な失敗原因をつぶすことだ」といわれます。失敗原因をすべてつぶそうとすると、準備だけで数年かかるし、情勢は刻一刻と変化するので、いつまで経っても始められません。だからこそ、いろいろと試して小さな失敗を繰り返しながら、今から少しずつ経験を積み重ねるのです。

 そこで「稼ぎ口二刀流」では最初に、自分に最適な「稼げるライフワーク」を見つける「副業ごっこ」から始めます(ホップ)。

 次に、その「稼げるライフワーク」を副業化します(ステップ)。

 そして最後に、その「稼げるライフワーク」で独立する(ジャンプ)。

「稼ぎ口二刀流」で始めれば、副業の段階で主だった失敗原因を安全につぶすことができるのです。もちろん独立せずに、永遠に副業ごっこを続けても構いません。

 何度もつまずいて小さな失敗を積み重ねながら、いろいろと試す。興味の範囲を広げていけば、ぼんやりしていた「稼げるライフワーク」の全容も、だんだんとはっきりしてくるはずです。本業があるからこそ、納得できるまで安心して試行錯誤を続けられるのです。

 ちなみに、「稼ぎ口二刀流」を発案したのは過去の偉人たちです。世界最大の総合電機メーカー、ゼネラル・エレクトリックを創業したトーマス・エジソンや、天才発明家ニコラ・テスラなど、例をあげるとキリがありません。

 彼らが知識として知っていたわけではありませんが、それが一番安全で確実だということに、直感的に気づいていたのでしょう。ですから、現代の名だたる起業家も「稼ぎ口二刀流」を使って起業しています。

 たとえばアップルを創業したスティーブ・ジョブズはもともと、アタリというコンピュータゲームの会社に勤めるサラリーマンでした。そのかたわらで、スキマ時間を使った副業として、アタリの部品を使ってApple I というコンピューターを作り始めたのです。

 また、インスタグラムを創業したケビン・シストロムは、グーグルで働いたあと旅行関連会社に転職しました。プロダクト・マネージャーとして働きつつ、夜や週末などに独学でプログラミングを勉強。インスタグラムの原型となるアプリを作りました。その後、そのアプリを使ってインスタグラムを起業しています。

 誰でも必ずできる「稼ぎ口二刀流」をぜひ本書を通して身につけてください。ここまで読んできたあなたなら、もう意思は固まっているはずです。やらされ仕事でお金を稼ぐよりも、やりたいことでお金を稼ぐことがどれだけ幸せか。年収アップを実現し、自由な働き方を手に入れましょう。

*本記事は、『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい 年収アップと自由が手に入る働き方』から一部抜粋し、再編集したものです。