三井不動産と三菱地所を
大幅に上回ったヒューリック
不動産業界の好調が続いている。
コロナ禍により在宅勤務やリモートワークが普及する中でもオフィス需要は堅調であり、また、在宅時間が増えたことで住宅への関心が高まり、住宅販売も好調だ。
2022年3月期は大手不動産5社(三井不動産、三菱地所、住友不動産、東急不動産ホールディングス、野村不動産ホールディングス)のうち、3社(三菱地所、住友不動産、野村不動産ホールディングス)が過去最高益となった。
今回、ダイヤモンド編集部では、上場している不動産会社137社を対象に年収ランキングを作成した。期間は20年4月期~21年3月期である。
21年3月期は緊急事態宣言下の営業で、ホテルや商業施設の稼働率が低下したこともあり、大手5社のうち、三井不動産を除く4社が減収、住友不動産を除く4社が減益となるなど、厳しい決算となった。
こうした環境下で各社の社員の年収はどうなったのか。
早速、結果を見ていこう。