バケーションに出かける予定の家庭では、ある問題が生じている。それは飼い犬の預け先が見つからないということだ。米動物虐待防止協会によると、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)下でペットを飼い始めた米国の家庭は2300万世帯超に及んだ。それに対して、米国のペット預かり施設の数はこれまでと変わっていないため、需要増とスタッフ不足でペットシッターを探すのが難しくなっている。また、今年の夏は友人や家族にペットの世話を頼むのも難しいのだと飼い主たちはこぼしている。他の人たちにも旅行の計画があったり、オフィス勤務に戻ったりしているからだ。ペットシッターの料金も値上がりしている。業界団体のインターナショナル・ボーディング・アンド・ペット・サービシズ・アソシエーションの創設者で最高経営責任者(CEO)のカーメン・ラステンバック氏によれば、1泊および1週間の預かり料金はパンデミック前に比べて平均10~15%上昇している。同氏は、この夏のペット預かり料金は、場所によっても異なるが1週間で250~1500ドル(3万4000~20万4000円)になるとみている。
夏の旅行に難題、愛犬の預け先が見つからない
ペット同伴サービスを拡大するホテルも
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