汗Getty Images

 運動中や暑い日に汗をかくのは、ごく自然なことと言えます。ですが、ほとんど動いてもいない、もしくは何もしていないにもかかわらず汗が出るとすれば、不安になるのではないでしょうか。「なんでこんなに汗をかいてしまうんだろう?」と日常的に感じるようであれば、もしかしたら何か身体の不調に関係しているのかもしれません。

「多汗症」とは何か?
医学博士による監修記事

 過剰に汗をかく場合、一般的に医学用語ではそれを「多汗症」と呼んでいます。

 医療系ウェブサイト「WebMD」のメディカルチーフを務めるジョン・ホワイト医学博士によれば、「多汗症の人は汗腺の正常な機能が損なわれているか、汗腺が閉じにくい状態になることで、発汗を制御できていないと判断します」と説明します。例えば、米国国内だけでおよそ1500万人がこの症状を持っているという調査結果もあり、決して珍しいことではないようです。