「どんな人でも運がよくなれる」、それが風水の持つ力です。
そういうと、まるで魔法のようだと思われるかもしれませんが、風水とは、自分の力で運気を引き寄せるための法則を解き明かした学問であり、その法則をしっかりと守れば、どんな人にも自分の思い描く幸せが訪れるものです。
この連載では、風水とは何かを解き明かし、日常生活での「衣」「食」「住」「動」すべてを使って運を上げる方法を紹介しています。風水を知り、実践して、これまであきらめていた夢や目標を実現してみませんか?

掃除機をかける女性Photo: Adobe Stock

掃除の基本は床掃除

清浄な空間にはよい気(旺気・おうき)が、汚れた空間には悪い気(殺気・さっき)が集まってくるもの。掃除をしないと、ほこりやゴミがたまって殺気が集まりやすくなるだけでなく、古くなって死んだ気(衰気、殺衰気と呼びます)も降り積もっていきます。掃除は、殺気の侵入を防いで旺気を招き入れるとともに、衰気や殺衰気を取り除いて空間を清浄に保つために欠かせない作業です。

掃除が苦手、あるいは忙しくて掃除をする余裕がない、という方は、ロボット掃除機など、文明の利器を積極的に活用しましょう。「手を抜くとその分だけ開運効果がなくなるのでは?」と言う人がいますが、そんな心配はいりません。自分の手でやろうが、機械まかせにしようが、掃除の効果は同じです。もちろん、掃除の外注サービスを利用してもかまいません。

掃除の基本は床掃除です。床はすべての運をためておく場所。床掃除を怠ると、悪い運が地層のように堆積していってしまいます。家全体の床を毎日掃除するのがベストですが、それが無理なら玄関の床だけでもいいですから、毎日掃除するように心がけましょう。床掃除は、「ふき掃除」と「掃除機」の二本立てで行います。空間にこもった悪い気は水でしか解消できないので、からぶきではなく必ず水ぶきを。水に重曹を少し加えると、より浄化力がアップします。シート式のフロアモップに重曹水をスプレーしてふいてもOKです。

そのうえで、フローリングの家でも週に1回は必ず掃除機をかけましょう。悪い気をすべて消し去るためには、水ぶきだけでは不十分。掃除機で「吸う」ことで、ようやく悪い気を完全に取り除くことができるのです。掃除機はスティックタイプのもので十分。もちろんロボット掃除機を使ってもかまいません。掃除機をかけるときは、窓を少し開けておくと、悪い気が出ていきやすくなります。カーペットの家は重曹をまいて、しばらくしてから掃除機をかけると空間浄化になります。

また、掃除をしたら、きれいな状態を3日間キープするようにがんばりましょう。3日間維持すると、空間がその状態を覚え、悪い気が定着しにくくなります。

本原稿は、李家幽竹著『どんな運も、思いのまま! 李家幽竹の風水大全』からの抜粋です。この本では、風水とは何かを解き明かし、日常生活での「衣」「食」「住」「動」すべてを使って運を上げる方法を紹介しています。風水を知り、実践して、これまであきらめていた夢や目標を実現してみませんか?(次回へ続く)

【人気No.1風水師の教え】家の床に悪運がたまっていませんか?

李家幽竹(りのいえ・ゆうちく)
韓国・李朝の流れをくむ、ただ一人の風水師。「風水とは、環境を整えて運を呼ぶ環境学」という考え方のもと、衣・食・住、行動全般にわたるさまざまな分野でアドバイスを行っている。女性らしい独自のセンスで展開する風水論は幅広い層に支持されている。現在、テレビ・ラジオ・雑誌・セミナーなどで幅広く活躍。風水を仕事にする人材を育成するため、「一般社団法人 李家幽竹空間風水学会」を設立し、理事長をつとめる。
主な著書に、『ナンバー1風水師が教える運のいい人の仕事の習慣』『改訂新版 絶対、運が良くなる旅行風水』『絶対、運が良くなるパワースポット』『絶対、お金に好かれる! 金運風水』(以上、ダイヤモンド社)、『おそうじ風水』『運がよくなる 風水収納&整理術』(以上、PHP文庫)、『最強 パワーストーン風水』(秀和システム)、『李家幽竹の開運風水』『九星別365日の幸せ風水』シリーズ(以上、世界文化社)など多数。
オフィシャルウェブサイトでは会員限定の風水コンテンツを配信中。