――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  オンライン広告の実績は今年に入ってから芳しくなかったが、状況は悪化している。ウォール街はその度合いを過小評価しているのかもしれない。  金利の上昇、ロシアのウクライナ侵攻、インフレの高進といったマクロ経済的要因が絡み合い、オンライン広告市場は第1四半期(1-3月期)に出鼻をくじかれた。そしてそれ以降、事態はさらに悪化。インフレ率だけをとってみても、5月には数十年ぶりの高水準に跳ね上がった。