デジタル化や仮想化の加速でお金や物の持ち方が進化しており、それに伴って金融関連の仕事も変化している。業界に登場しつつある新たな職種を見てみよう。銀行の社内ハッカー銀行の社内ハッカー銀行の警備員は通常、悪者を侵入させないようにするのが仕事だ。しかし、銀行に侵入するために雇われる警備員が登場している。大手金融機関は以前から、外部の企業に依頼して自社のシステムをハッキングしてもらい、脆弱(ぜいじゃく)性を報告してもらう「ペネトレーションテスト(ペンテスト、侵入テスト)」を実施している。こう話すのは、そうしたテストを請け負うセキュリティー調査会社アトレディス・パートナーズの共同創設者ショーン・モイヤー氏だ。