投資家は株式市場への資金投入を止められずにいる。ウォール街はそこから膨大な利益を得ている。JPモルガン・チェース、ゴールドマン・サックスなど米国の大手5行が発表した4-6月期(第2四半期)決算では、トレーディングが活況を呈したことが浮き彫りになった。このままいけば、今年は各行のトレーディング部門にとって過去最高の1年となりそうだ。過去の例に照らせば、トレーディング部門がこれほど潤うのは、市場が混乱に陥ることを示唆するサインだった。一部の銀行にとって、前回トレーディングが過去最高を記録したのは2009年で、当時は市場が大混乱に陥っていた。それに対し、今回は株価が過去最高値圏にあり、出来高は増加している。戦争や人工知能(AI)への熱狂に対する警戒感が広がる中でも、個人投資家の投資意欲が衰える兆しは見られない。大手ヘッジファンドはクオンツ系からマルチマネジャー戦略のファンドまで猛烈なペースで取引を繰り広げており、個人投資家は短期オプションやレバレッジ型上場投資信託(ETF)といったハイリスク商品に殺到している。ドナルド・トランプ大統領ですら、四半期当たり数千回の売買を繰り返している。
米大手銀行、トレーディング部門は過去最高の1年に
極端な「リスクオン」を背景にトレーディング収入は急拡大
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