韓国自動車大手の現代自動車が前回、世界の投資家の注目を集めたのは、電気自動車(EV)の委託生産についてアップルと交渉していたときだ。この話は立ち消えになったものの、複合企業の現代がもたらす競争上の脅威は大きくなる一方だ。このことは、同じく世界進出の野心を持つ中国メーカーの手本となる可能性がある。現代の上半期のEV生産(ハイブリッド除く)は、姉妹会社の起亜自動車と合わせて、世界トップ5に入る公算が大きい。現代のEV販売台数は約10万台。起亜(株式の約3分の1を現代が保有)は数字を開示していないが、ここ数カ月のEV販売台数は現代にほぼ匹敵しており、この2社の販売台数は合計で20万台前後と考えられる。
テスラ猛追の現代と起亜、中国勢も続くか
韓国勢の成功が道しるべになる可能性も
有料会員限定
あなたにおすすめ