――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  韓国自動車大手の現代自動車が前回、世界の投資家の注目を集めたのは、電気自動車(EV)の委託生産についてアップルと交渉していたときだ。この話は立ち消えになったものの、複合企業の現代がもたらす競争上の脅威は大きくなる一方だ。このことは、同じく世界進出の野心を持つ中国メーカーの手本となる可能性がある。  現代の上半期のEV生産(ハイブリッド除く)は、姉妹会社の起亜自動車と合わせて、世界トップ5に入る公算が大きい。現代のEV販売台数は約10万台。