残念です
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一緒に仕事がしたかったので、残念です

 お客さまから断りの連絡があったときは、残念な気持ちになりますよね。

 そんなとき、「残念です」「わかりました」とだけ言って諦めてはいませんか?

「営業は恋愛と同じ。断られてからがチャンス!」これは、求人広告の掲載を断られて帰ってきた営業マンに、上司がよく言っていた言葉です。好きな人にフラれた時も「僕は諦めません」と言って、しつこくならないようにアプローチをし続けていく人に、チャンスは巡って来るというのです。なぜなら人は、自分に強く好意を持ち続けてくれる人に、いつしか同じように好意を返したくなるという心理が働くからです。

 仕事でも同じです。お客さまは、自分の会社のことをそこまで思って諦めないでいてくれた営業マンに、「今度はお願いしてみよう」と思うときが来るものなのです。

 ただ、「私は諦めません」と直球の言葉を投げるよりも、「一緒に仕事がしたかったので、残念です」「いつか一緒に仕事ができる日を楽しみにしています」と言うほうが、柔らかいイメージがして印象がよいでしょう。そして、継続してお客さまへの連絡を絶やさないことが、徐々にお客さまの心を動かしていくのです。

 お客さまから断られたときは一途な気持ちを添えて、改めて行動を起こしていきましょう。本気度を伝え続けることが、相手の心を動かすのです。