ウクライナ軍は12日遅く、ロシアが支配する東部ルガンスクにある防空システムを破壊した。西側諸国が提供した長距離砲が戦況に変化を与えつつあることが改めて浮き彫りとなった。ロシア国営通信は、ウクライナ軍がルガンスク上空を守る防空システムに空爆を加えたと報じた。ウクライナは先月以降、米国から届き始めた高機動ロケット砲システム「HIMARS(ハイマース)」を使って、弾薬庫や指揮所など、ロシアの攻撃力に大きなダメージを与える標的に相次いで攻撃を加えている。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は動画を通じ、「占領者は現代の重火器がどのようなものか身をもって痛感している。敵がわが領土で供給ラインを安全に確保することはもはやできない」と述べた。