米国株は弱気相場入りし、暗号資産(仮想通貨)は急落しているが、2人の投資家はもっと異例のものに彼らの資金を投入した。複数のデジタルトークンが貼り付けられたボトル入りのシャンパン(フランス・シャンパーニュ地方で作られる発泡性ワイン)だ。250万ドル(約3億4300万円)で販売されたこのシャンパンは、史上最も高価なワインの記録を塗り替えるとみられる。起業家の兄弟、ジョバンニ・ブオノ氏とピエロ・ブオノ氏が8日に相対売買で購入したのは、シャンパーニュ・アベニュー・フォーシュが売り出した2017年製造のマグナムボトル(1.5リットル)入りビンテージシャンパンだ。このボトルの価値は、中身のシャンパンというよりも、付随するデジタルトークンや外側に印刷された画像など、そのパーツの総和にある。