「夫が無職」の50代女性が重度の腰痛に…貯金1700万円でリタイアはアリ?写真はイメージです Photo:PIXTA

夫が原因不明の病気になり
妻も腰痛で厳しい状況

 今回の相談者は、58歳女性のOさんです。ご主人が約10年前に原因不明の病気になり、働けない状況になってしまいました。Oさんは家計を一人で支えるべく、シフトを増やすなど奮闘していますが、最近は無理がたたって腰痛がひどい状況です。

 Oさんはこれ以上腰痛に悩まないよう、仕事量を減らすか、早めに退職するといった対策を検討中です。ただ、現在の保有資産額(1730万円)は「老後資金2000万円」という目安に届いておらず…。仕事量を抑えた場合などに、老後の生活が大丈夫なのか、お悩みです。

読者の皆様から家計相談を募集します! 本連載の著者・ファイナンシャルプランナー深野康彦さんのアドバイスを受けるチャンス! 下記のとおり「家族構成と年齢」「月間収入・支出」「貯蓄(財産)」「具体的なお悩み」などを詳しくご記入頂き、dol_dokusha@diamond.co.jpまでお寄せください。

【家族構成】
夫:68歳 病気の影響で無職
妻(本人):58歳 会社員

【世帯収入(月額)】
合計:37万4000円
夫:12万9000円(企業年金:10万8000円、国民年金:2万1000円)
妻:24万5000円(別途、年間賞与50万円の支給あり)

※夫の年金は5年後に年間40万円ほど減額される見込み
※妻は65歳以降、年間140万円の年金を得る予定

【財産】
合計:1730万円
夫:830万円(就労していた時期に貯蓄)
妻:900万円 

※持ち家もあるが、住宅ローンはなし

【月間支出】
合計:14万3400円
食費:4万5千円
光熱費:3万円
通信費:1万5千円
保険料:8400円
通院費:2万円
交通費:1万円
小遣い(2人):1万円
雑費:5000円

※別途、個人年金(月2万円)、財形貯蓄(月5万円)を貯金に回している
※夫の保険金や税金など、年間合計10.6万円(介護保険、税金、車の保険など)を、妻の給料から別途支払っている
※夫が通常の食事を取れないときは、年間10万円ほど栄養補助食品の購入も必要