【ひろゆきが呆れる】「バカンスで休めない日本人って奴隷?」と語るワケひろゆき氏(撮影:榊智朗)

SNSの総フォロワー数は300万人を超え、YouTube動画の月間再生数は3億回を超えるなど、現在、日本中で大ブレイク中のひろゆき氏。
彼の代表作『1%の努力』では、「考え方の根っこ」を深く掘り下げ、人生の原点をマジメに語っている。
この記事では、ひろゆき氏にさらに気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)

いつになったら休めるの?

 8月になりましたが、あなたは「夏休み」はとれていますか?

 日本人の夏休みは、せいぜいお盆の3日間を入れた1週間くらいが常識です。

 一方で、フランスでは、休暇は5週間まで取っていい法律があります。1ヶ月まるまるをバカンスに使い、1年の中で最大の楽しみにして存分に遊んで過ごしています。

 日本人の普通の会社員が、1ヶ月まるまる休めるのは、いったい、いつでしょうか?

「奴隷」みたいな生活

 平均的に、20歳前後で就職して、定年まで勤め上げ、60歳や65歳のタイミングで、ようやく長期的な休みがおとずれます。

 あるいは、「転職するときの有休消化」か、「新婚旅行」くらいでしょうか。

 海外では、当たり前のように1年に1回のバカンスがとれるのに、日本人は一生に数回だけ。これって、本質的に「奴隷みたいな生活」を送っているように見えるのは僕だけでしょうか?

休むことへの罪悪感

「休みをとらせていただきます」

「夏休みをとっていまして、申し訳ございません」

 日本人が休むとき、このような「申し訳ない」という言い方をします。

 何か悪いことでもしているような罪悪感があるのです。

 もしくは、嫉妬やねたみです。「私が働いている間に、あの人は休んでいる」というような同調圧力です。

 この意識は、1人1人の言動から変えていくしかないように思います。

 というより、学校教育から変えていくべきかもしれません。

「皆勤賞」という制度があります。学校に1日も休まなかった子が、なぜか表彰されるのです。ここにも日本人の悪い「奴隷意識」が詰まっているように感じるのですが、あなたはどう思いますかね?

ひろゆき
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。著書に、45万部を突破したベストセラー『1%の努力』(ダイヤモンド社)がある。