【ひろゆきが呆れる】仕事を抱え込んで人に任せられない残念な特徴・ワースト1ひろゆき氏(撮影:榊智朗)

SNSの総フォロワー数は300万人を超え、YouTube動画の月間再生数は3億回を超えるなど、現在、日本中で大ブレイク中のひろゆき氏。
彼の代表作『1%の努力』では、「考え方の根っこ」を深く掘り下げ、人生の原点をマジメに語っている。
この記事では、ひろゆき氏にさらに気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)

お盆も仕事ですか?

 お盆が近いですが、あなたは仕事を終わらせていますか?

 まさか休みの日にまで抱え込んでいませんよね?

 日本人は、人に頼むのがヘタな人が多いです。

 それは、いったいなぜなのでしょうか?

1人で解決しないといけない?

「人に迷惑をかけてはいけない」と言われて育ってきた人が多いでしょう。

 宿題も、みんなで手分けするのではなく、ちゃんと自分でやることが求められます。

 夏休みの自由研究で、何人かで同じものを提出したら、「1人1つテーマを考えてくる決まりです!」と、怒られたりするそうです。

 さらに、地域コミュニティも崩壊し、自分のことは自分で解決しなくはいけない世の中です。

 そうして社会に出た人たちは、自分がやらないといけないことを「人に任せるのは悪い」という思い込みをしてしまうのも無理はありません。

頼まれると「嬉しい」

 そうやって、仕事を抱え込んでいる人に根本的に抜けている意識があります。

 それは、「人は頼られると嬉しい」という欲の存在です。

 人は人の役に立ちたい生き物です。1つのものを1人で食べてしまうより、数人で分け合って「おいしいね」と言いながら食べたほうが満足度は高まります。

 これは、仕事でも同じです。

 自分1人でやり遂げるより、チームとして「この簡単な作業はお願いできる?」「ちょっと時間がかかるかもしれないけど、やってくれない?」と、素直に自分ができないことを認めながら人に頼ったほうが、全員の達成感が大きくなります。

 逆に、人からお願いされるような場面を想像してみてください。

 イラッとしますか?

 それよりも、「よし、やってあげよう!」と、自尊心が得られるのではないでしょうか。

 僕なんかは、それを利用して、片っ端から人に頼むようにしています。最後に残ったものだけを自分でやるようにします。

 それがマネできなくても、「ちょっとくらい頼む」「休みの日に持ち越さない程度に仕事を振る」ということは、日頃からやってみるようにしましょう。

ひろゆき
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。著書に、45万部を突破したベストセラー『1%の努力』(ダイヤモンド社)がある。