中国,不動産,中国住宅危機Photo:Future Publishing/gettyimages

――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」

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 中国の住宅市場が見舞われている危機は悪化の一途をたどっている。中国政府は政策運営で強力な「バズーカ砲」を投入して、手遅れになる前に安定化を目指すべきだ。

 当局が救済ファンドの創設準備を進めているとの報道を受けて、中国不動産株は今週、不安定な展開が続いている。ハンセン本土不動産株指数は25~26日の取引で8.7%値上がりし、その後の2日で上げをほぼすべて帳消しにした。