「これらを使いこなせれば、MBAで学習する課題の8割以上に対応できる」
そう謳うのが、書籍『グロービスMBAキーワード フレームワークBEST100』(ダイヤモンド社)だ。この本は、国内で圧倒的なシェアを占める日本No.1のビジネススクールであるグロービスが、授業やコンサルティングの現場で定番となっている「有名フレームワークTop100」を厳選し、使いやすさを重視して図解したビジネス書である。
ビジネスの定石であり先人の貴重な知恵であるフレームワークを使いこなせれば、それだけでビジネスパーソンの生産性は何倍にも上がるという。
この記事では、そんな同書から一部を抜粋・編集し、あらゆるビジネスパーソンにとって強力な武器となるフレームワークの重要性について紹介しよう。(構成/ダイヤモンド社・上村晃大)
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数字の「表面的な動き」に騙される人たち
ビジネスの現場において、データに基づく意思決定は欠かせません。しかし、数字を扱っているつもりでも、単に表面的な動きだけを見て判断を誤ってしまう人がいます。
彼らは「Aが増えるとBも増える」というデータを見ただけで、「Aが原因でBが起きている」と早合点してしまいます。
一方で、圧倒的に仕事ができ、常に正しい決断を下せる人は、直感や表面的な数字の連動性に騙されません。彼らは、事象の背後にある「本当の関係性」を冷静に見極めているのです。
ベスト1:因果関係と混同しない「相関分析」
『グロービスMBAキーワード フレームワークBEST100』では、重要な数値に影響を与える要素を探るためのツールとして「相関分析」が紹介されています。
データから法則性を見出し、企業活動を効率化するこの考え方と、陥りやすい罠について、次のように解説されています。
――『グロービスMBAキーワード フレームワークBEST100』(56ページ)
――『グロービスMBAキーワード フレームワークBEST100』(59ページ)
「本当の原因(因果)」を見抜いて打ち手を決める
優秀なビジネスパーソンは、データから相関関係を見つけ出すだけでなく、「それは本当に因果関係があるのか?」と常に問いかけます。
ビールの売上が水難事故の原因ではないように、ビジネスにおいても「見掛け上の相関」は数多く存在します。そこに気づかず、間違った変数をコントロールしようとすれば、無駄なコストと時間を費やすことになります。
数字の動きに振り回される思考を手放し、「両方に影響を与えている本当の要因は何か」を見極める。このフレームワークの正しい使い方を身につけることで、意思決定の精度を飛躍的に高めていきましょう。
(本稿は、『フレームワークBEST100』の内容をもとに構成したオリジナル記事です)




