【「売れない」が「売れる」に変わる逆転の発想！】自分で営業するのをやめてみる！

小さな会社や個人商店が今すぐ売上をあげようと思った時、どの販促ツールから作ればいいのか？『「A4」1枚チラシで今すぐ売上をあげるすごい方法　「マンダラ広告作成法」で売れるコピー・広告が1時間でつくれる!』（ダイヤモンド社刊）では、販促コンサルタントの岡本達彦氏が、今すぐ売上をあげるために必要な「A4」1枚チラシを誰でもつくれる「マンダラ広告作成法」という新しい販促手法を公開。小さな会社が、今すぐ売上をあげられるすごい方法がわかると好評だ。本連載では、同書より一部抜粋、加筆して特別に公開します。

押してもダメなら引いてみる

　いろいろ手を尽くしているのに効果が出ない方に、おススメしている方法が、「一旦逆のことをやってみる」というものです。

　なぜなら、色々手を尽くしているのに効果が出ないという事は、大抵その手の尽くし方が間違っている場合が多いからです。

「押してもダメなら引いてみる」という言葉を、聞いたことはありますでしょうか？

「押してもダメなら引いてみる」とは、いくら押しても開かないドアを試しに引いてみると開く事があるという意味ですが、このように、色々手を尽くしているのに効果が出ない時は、逆の事を試してみると意外と突破口が開ける事が多いのです。

　では、逆の事とはどういうことか？ 営業の例で説明しましょう。

一生懸命訪問して営業しているのですが、
なかなか売れません…

　販促コンサルティングの相談でよくあるのが、

「一生懸命訪問して営業しているのですがなかなか売れません。どうしたらいいでしょうか？」
というものです。

　こういった方の話を聞いてみると、商品のスペック等が書かれているパンフレットはあるものの、商品を使うとどんな良い事になるのかをわかりやすく説明するツールがなく、そのような説明はトークで補っている事が多いです。

　しかしトークで補っているつもりでも、トークだと伝える順番が間違っていたり、多少説明不足でも何とかなっている気がするので、いつまでたっても伝える内容をまとめないため、お客様にメリットが伝わらず売れないのです。

自分で営業するのをやめて、チラシに営業させる

　では、そういった方はどうしたらいいのでしょうか？

　そういう時は、一旦自分で営業するのをやめて、チラシを作ってチラシに営業させるのです。チラシは営業トークの様に誤魔化しがききません。

・どんな悩みを持っている人向けなのか？
・商品を使うとどんな良い事があるのか？
・裏付けとなる証拠は何があるのか？
・納得できる理由は？
・購入に対する不安＆対策は？
・今すぐ購入しなければいけない理由は？

　を順序だてて文章や図を使って説明する必要があります。チラシを作ることにより、自然と頭の中が整理されます。

　その結果、自分で営業を行う際もお客様にメリットが伝わりやすくなるので売れやすくなります。

　ですから営業していてもなかなか売れない方は、いったん営業活動をやめて、チラシを作ることをおススメします。

　どうやってチラシを作ればいいかわからない方は「マンダラ広告生成法」シートを参考にすれば、商品の良さがしっかりと伝わるチラシが出来上がるでしょう。