経営コンサルタントの神田昌典氏が、アメリカで百年以上続く売れるコピーライティング技術を日本で普及させ、はや25年。その集大成が『コピーライティング技術大全──百年売れ続ける言葉の原則』だ。東証プライム上場社長で現役マーケッターの木下社長が、「3520円はタダみたいなものだ」と豪語する本が話題になっている。スマホ時代に完全対応し、従来のコピーライティング書の常識を凌駕する本書のポイントを抜粋して紹介する。

発言 大勢Photo: Adobe Stock

コピーライティング技術大全』から、日本のコピーライティングの第一人者、神田昌典のコピーライティング至言のラストを紹介しよう。
本書(『ザ・コピーライティング』)の読者は、言葉の力を知ることになるからこそ、その力を何のために使うのかを、読む前に、そして読んだあとに自問してほしい。そして、その答えは、まさにケープルズが、本書の最後に引用した言葉──「広告とは、教育である」──から読み取れる。
広告を打つということは、数万人に言葉を発する教師であると自覚したとき、読者は自社のために売上を上げながらも、よりよい社会の礎となる言葉を、選択することになるだろう。そのとき、おそらくレスポンス広告は、新しい時代における真の役割を見出すだろうし、その言葉がきっかけとなり、私たちの意識を大きく変容させることになるに違いない。
現実は、どんな言葉を選択するかで、創られる。
言葉の力を知った者は、創造者としての責任も同時に負うのである

ザ・コピーライティング

 セールスレターを郵送していた百年前のコピーライティングに比べ、インターネットを介し、オンラインで世界がつながる現在、世界中の人々に瞬時に、ダイレクトにメッセージを届けられるようになった。

 そして、メッセージを発する一人ひとりが、よりよい社会の礎となる言葉を発していくことで新しい時代が拓ける

 これは何年経とうが、どんな時代にあろうが真理だ。

 あなたが、みんなの役に立つ商品・サービスを届け、よりよい社会をつくっていくことこそが、コピーライティングの真のありようだと確信する。

 言葉であおり、人をあやつるのとは真逆の、あなた自身の真の価値を掘り起こし、ふさわしい言葉にして発信されることを願う。

 コピーライティングを次の百年に紡いでいくのは、あなた自身なのだ。

 次回は、「いい顧客がいないな」と感じるときのチェックポイントを紹介しよう。

PS.1.『コピーライティング技術大全』の活用法を解説したセミナー動画をご覧いただけます。
(この動画は予告なく終了することがあります)

PS.2.本書の巻頭・巻末には、あなたの売上を劇的に上げる4つの最強の武器…【PMMサーチシート】【PMMセルフチェックシート】【「BTRNUTSS」見出しチェッカー】【PASBECONAテンプレート】を書籍初公開しました。
 そしてこのたび、【広告評価プログラム】について特許を取得しました。

 これら4つの武器は、四半世紀の叡智を凝縮したもので、即効性と再現性が担保されています。

【日本一のマーケッター特別講義】「広告とは、教育である!」と断言できる理由

(本原稿は、発売たちまち大重版となった、神田昌典・衣田順一著『コピーライティング技術大全──百年売れ続ける言葉の原則』からの抜粋です)