雨漏りが染みてきた壁写真はイメージです Photo:PIXTA

戸建て住宅の不具合相談で
多いのがひび割れと雨漏り

 皆さんは「住宅の不具合」「施工不良」と聞いてどのような状態を連想するだろうか。公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターに寄せられる戸建て住宅の不具合に関する相談では、ひび割れ、雨漏りなどが上位を占める(『住宅相談統計年報2021(2020年度の住宅相談と紛争処理の集計・分析)』)。

 また当社が手がけるホームインスペクションにおいても、新築の基礎工事の工程である配筋で71%、型枠で64%もの不具合が判明している。また耐震性能に直結する構造部分でも8割以上の不備が見つかっているのが現状だ。当然このような不具合事例が判明した時点で、専門家の視点で改修すべき箇所やタイミングなどの助言を行っている。